こんにちは。パーソナルジムワンベネフィット谷町6丁目店の中森です。
「食事もトレーニングの一部」と言われるように、栄養管理はボディメイクやパフォーマンス向上の重要な要素です。しかし、ただタンパク質やカロリーを計算するだけでは、体の本質的なコンディションを整えるには不十分かもしれません。
そこで今回は、東洋医学の「五臓六腑」の視点からトレーニングと栄養を考えるという、新しいアプローチを紹介します。
目次
五臓六腑とは?
五臓六腑(ごぞうろっぷ)とは、東洋医学で体の機能を司る重要な臓器群を指します。
五臓(肝・脾・肺・腎・心) → エネルギーや栄養の管理、内臓の働きに関わる
六腑(胃・小腸・大腸・胆・膀胱・三焦) → 消化や排泄を通じて代謝を調整
トレーニングの効果を最大限引き出すには、この五臓六腑のバランスを整えることが重要です。それぞれの役割とトレーニングへの影響を解説していきます!
1. 「肝」 – 柔軟性と持久力のカギ
肝の役割
• 血液を貯蔵し、筋肉や腱に栄養を供給
• 体の解毒作用を担い、疲労物質を処理
• ストレス管理にも関与
トレーニングへの影響
✅ 筋肉の柔軟性向上(ストレッチ効果アップ)
✅ 持久力維持(血流改善)
✅ ストレス耐性向上(交感神経の過剰興奮を防ぐ)
おすすめの食材
• クコの実(血流改善・抗酸化)
• ナツメ(疲労回復・リラックス効果)
• 黒酢(乳酸分解・疲労回復)
→ こんな人におすすめ!
✔ 筋肉が硬くなりやすい
✔ 疲れが抜けにくい
✔ ストレスが溜まりやすい
2. 「脾」 – バルクアップのカギは消化吸収!
脾の役割
• 消化吸収を助け、エネルギーを作り出す
• 水分代謝を調整し、むくみを防ぐ
• 筋肉の発達をサポート
トレーニングへの影響
✅ 増量期の栄養吸収率向上(バルクアップに必須)
✅ 減量期の代謝維持(脂肪燃焼効率アップ)
✅ むくみ防止(水分バランス調整)
おすすめの食材
• 山芋(消化吸収をサポート・筋肉の成長促進)
• もち米(エネルギー源・消化が良い)
• 大豆(良質なタンパク質供給)
→ こんな人におすすめ!
✔ 増量期で食べても体重が増えにくい
✔ プロテインやサプリを飲んでも効果を感じにくい
✔ むくみが気になる
3. 「肺」 – 呼吸と持久力を強化せよ!
肺の役割
• 酸素を全身に供給し、エネルギー生産をサポート
• 免疫力を高める
• 体内の水分バランスを整える
トレーニングへの影響
✅ 持久力向上(酸素供給がスムーズに)
✅ 回復力アップ(免疫力が高まり、風邪を引きにくくなる)
✅ 心肺機能の向上(有酸素運動の効率アップ)
おすすめの食材
• 白キクラゲ(肺を潤し、回復力を高める)
• レンコン(呼吸器系を強くする)
• 大根(気道をクリアにし、呼吸をスムーズに)
→ こんな人におすすめ!
✔ 持久系トレーニング(ランニング・HIIT)を行う人
✔ 風邪を引きやすい
✔ 呼吸が浅く、息切れしやすい
4. 「腎」 – 筋力とホルモン分泌の要
腎の役割
• 生命エネルギー(精)を蓄える
• ホルモンバランスを整え、筋力の発達をサポート
• 骨や関節の健康を維持
トレーニングへの影響
✅ 筋力アップ(テストステロン・成長ホルモン分泌)
✅ 疲労回復(腎が弱ると回復が遅くなる)
✅ ケガ予防(腎は骨や関節の健康と直結)
おすすめの食材
• 黒ごま(腎を補い、ホルモンバランスを整える)
• クルミ(筋肉の修復を助ける)
• ウナギ(スタミナ・精力アップ)
→ こんな人におすすめ!
✔ 筋力をつけたい人(バルクアップ・パワーリフティング)
✔ 疲労回復が遅いと感じる人
✔ 関節痛や腰痛がある人
まとめ:五臓六腑を意識してトレーニングを最適化しよう!
五臓 役割 トレーニングへの影響 食材例
肝 血流・柔軟性 ストレッチ・持久力向上 クコの実、黒酢、ナツメ
脾 消化吸収 バルクアップ・代謝維持 山芋、もち米、大豆
肺 呼吸・免疫 持久力・回復力 白キクラゲ、レンコン、大根
腎 ホルモン・筋力 筋肥大・回復 黒ごま、クルミ、ウナギ
トレーニングの成果を最大化するためには、単なる「カロリー計算」や「タンパク質摂取」だけでなく、体の機能を根本から整える栄養戦略が必要です。五臓六腑を意識した食事で、さらに強く、効率よく成長していきましょう!
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