こんにちは、パーソナルジムワンベネフィット南森町店の宮崎です。
はじめに
私たちの毎日の食事に欠かせない「塩」。料理に風味を加える重要な調味料ですが、塩分を摂りすぎるとさまざまな健康リスクがあることをご存知でしょうか?
特に「筋肉」に与える影響については、あまり知られていないかもしれません。
今回は、塩分の過剰摂取が筋肉にどのような影響を与えるのか、また、適切な摂取量とそのメリットについて解説します。
塩分の過剰摂取が筋肉に与えるデメリット
塩分を摂りすぎると、体内ではさまざまなバランスが崩れます。特に筋肉に関しては以下のような影響があります:
- 筋肉の脱水
塩分が過剰になると、体はそれを薄めようとして水分を保持します。その結果、血液や細胞間の水分バランスが崩れ、筋肉細胞内の水分が不足し、脱水状態になりやすくなります。これにより筋肉のパフォーマンスが低下します。 - 筋けいれん・筋肉痛のリスク上昇
ナトリウムとカリウムのバランスが崩れると、神経や筋肉の伝達に影響が出やすくなります。これにより、筋けいれんや筋肉痛が長続きすることがあります。 - 慢性的なむくみと筋肉機能の低下
体が水分をため込みやすくなることで、むくみが生じ、筋肉の可動域や柔軟性が損なわれる可能性があります。
塩分の適切な摂取量とは?
日本人の食生活において、塩分の摂取量は高めである傾向があります。では、どの程度が「適切」なのでしょうか?
- 厚生労働省の推奨量
成人男性:1日あたり7.5g未満
成人女性:1日あたり6.5g未満
※高血圧予防を考慮した値です。
なお、加工食品や外食には塩分が多く含まれているため、知らず知らずのうちに摂取量が増えていることも少なくありません。
適切な塩分摂取で得られる筋肉へのメリットとは?
塩分を適量に保つことで、筋肉の健康にも良い効果が得られます。
- 筋肉の水分バランスが保たれる
脱水状態を防ぎ、筋肉の収縮や動作がスムーズになります。 - 電解質バランスの安定
ナトリウム・カリウム・カルシウムなどのミネラルバランスが保たれることで、神経伝達が円滑に行われ、筋けいれんなどのトラブルを予防できます。 - パフォーマンスの維持・向上
筋肉疲労が軽減され、トレーニング効果がより高まります。
まとめ
塩分の過剰摂取は、筋肉にとっても大きなデメリットとなり得ます。脱水、けいれん、むくみなどのリスクを高める一方で、適切な摂取量を守れば筋肉の機能維持やパフォーマンス向上にもつながります。
健康的な筋肉を保つためには、日々の食生活で塩分の量を意識することが大切です。調味料を控えめにする、加工食品を減らすなど、小さな工夫を積み重ねていきましょう。