こんにちは。パーソナルジムワンベネフィット谷町六丁目店の中森です。
ダイエットでは「食事」と「運動」が基本となります。
しかし、この2つを適切に扱うことは簡単ではありません。
ここでは、実際に多くの人がつまずきやすいポイントを整理し、改善の方向性をまとめます。
1. 食事量が極端に少ない、または気づかないうちに多い
「食べなければ痩せる」という発想で食事量を大きく減らしてしまうと、体重は一時的に落ちますが、筋肉まで減ってしまいます。
筋肉が落ちると代謝が低下し、結果として“痩せにくい身体”になり、リバウンドしやすくなります。
一方で、「そんなに食べていないつもり」でも、間食・飲み物・調味料などで無自覚にカロリーが増えているケースもよく見られます。
改善のポイント
•たんぱく質は「体重×1.2〜1.6g」を目安に十分に摂る
•主食を完全に抜かず、必要な量はしっかり確保する
•間食や調味料・飲料のカロリーに気を配る
•「感覚」ではなく「記録」で食事量を把握する
食事は「減らす」ではなく「整える」ことが大切です。
2. 運動が“消費”だけに偏っている
体重を減らすために、有酸素運動ばかり増やしてしまうことがあります。
しかし、体脂肪を減らしつつ身体を引き締めるためには、筋肉量を維持することが重要です。
筋トレを取り入れることで、基礎代謝が保たれ、痩せやすく太りにくい体になります。
改善のポイント
•週2〜3回、全身を使う筋トレを行う
•有酸素運動は補助として週1〜3回にする
•トレーニングは「正しいフォーム」と「適切な負荷」を意識する
•重さや回数は少しずつ伸ばしていく
筋トレは「消費」ではなく「身体を作る」ためのものです。
3. 栄養バランスが偏っている
「糖質を完全に抜く」「脂質をゼロにする」など、極端な制限は長く続きません。
身体を動かし、筋肉を保ち、日常生活を安定させるためには、すべての栄養素が必要です。
•たんぱく質は筋肉の材料
•炭水化物は運動や日々の活動のエネルギー
•脂質はホルモンや細胞の構造に関わる重要な要素
どれが欠けても、心身に負担がかかり、結果として続かなくなります。
「制限」ではなく「バランス」へ。
そう切り替えることで、安定したダイエットが可能になります。
4. 続けられる設計になっていない
ダイエットは、短期的な努力だけでは成果が保てません。
「習慣として続けられるかどうか」が鍵になります。
•料理に時間がかかりすぎる
•トレーニングが難しすぎる
•我慢が多すぎる
こうした状態では、いずれ戻ってしまいます。
改善のポイント
•食事は作りやすいメニューを数種類だけ決めておく
•トレーニングは短くても構わないので継続を優先する
•完璧を求めず「できる範囲で続ける姿勢」を大切にする
無理なく続けられる方法こそ、最も効果が出ます。
おわりに
食事と運動は、お互いを補い合いながら身体を変えていきます。
どちらか一方を頑張るのではなく、バランスを取りながら、できることを丁寧に積み重ねていくことが大切です。
•食べる量と質を整える
•必要な筋肉を保つ
•続けられる形を作る
この3つが揃うと、身体はゆるやかに、しかし確実に変わっていきます。